現在の時刻(JST)

プロフィール

道楽

Author:道楽
現在、過去の話題も追加していますので、バックナンバーもご覧になってみてください。

ご来訪有難うございます。

見えにくい方はこちらで

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

まとめ

:スポンサーサイト

--/--/-- (--) --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告

74:台湾高鐵(新幹線)開業

2007/01/05 (Fri) 07:21
新年明けましておめでとうございます。
今年も相変わらずですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、この年末年始はまたもや台湾に行ってきました。この時期の台湾といえば何といっても高鐵(新幹線)の開業日が気になるところで、果たして今回の旅行中に乗れるのかどうかやきもきしていたところ、12月27日から1月1日→3日→5日とトントン拍子に延期され、諦めざるを得なくなりました。
 そこへ会う約束をしていた台湾の友人から「生年月日とパスポート番号を教えて」との連絡が。聞けば別の友人が高鐵に転職したとのことで、その伝手で思いもかけず台中~板橋(台北側の始発駅)間を便乗させてもらえることになりました。

 12月30日、中部の虎尾糖廠でこの時期恒例のさとうきび列車を撮影した後、彰化~台中間の八掛山トンネル付近で試運転列車を撮影に行きました。時刻表どおりの試運転ですが、当面は1時間1本の暫定ダイヤなので撮影に失敗すると1時間待ちになるうえ、この辺りでは速度を出しているのでかなり早くからカメラを構えていないと間に合わず、たった1枚撮影するだけでかなり疲れました。
彰化~台中間にて(2006.12.30)

 高鐵台中駅へ向かう途中、烏日(ウージー)車輌基地も見てきました。高鐵は外部へのガードが厳しく、マスコミでも車輌基地に入るのは難しい(そのため『鉄道ダイヤ情報』11月号で取材に成功したのは快挙だと言われた)といわれるため、私たちが入れてもらえるはずもないのですが、ここは真横に寺があり、この2階に上がらせてもらうと停車中の700T型が一望のもとに撮影できました。
烏日車輌基地(2006.2.30、敷地外から撮影)

 高鐵台中駅です。台中の市街地とは全く違う場所にあり、台鐵(国鉄)台中駅から南へ3駅(約10分ほど)の新烏日駅と接続しています。高鐵の駅はいずれも市街地からは離れた場所にあるのに、台鐵と接続するのは板橋とこの台中、左営だけで、せっかく早く着いても駅から市街地に行くのにかかる時間で相殺されてしまうのではと思ってしまいます。
 1階が駐車場とタクシー乗り場、2階が自動車送迎ゲートとバス停、コンコース、3階がホームになっています。
高鐵台中駅(2006.12.30)

 2階コンコースはただただ「広い!」の一言で、まるで空港みたいです。駅は既にオープンしていて見物客も多いのですが、乗車券を発売するわけでもなく、あちこちにいる高鐵の職員が今どんな仕事をしているのかはよく分かりません。開業準備に追われる構内の店舗(セブンイレブン、スターバックス、ロイヤルホスト、モスバーガー、ヤマザキと日本でもおなじみの店ばかり)もロイホとヤマザキが先行開業しており、くつろげるのがここだけなので混み合っていました。
高鐵台中駅改札口(2006.12.30)

 プラットホームから北側を眺めたところです。左下が台鐵新烏日駅、こちらは既に開業済みですが、連絡通路は未完成でした。駅周辺には空き地が広がり、これから発展すると思います。
プラットホームからの眺め(2006.12.30)

 試運転列車が入線してきました。私たちが乗るのは直達列車、台中~板橋間をノンストップ45分で走り抜けます。現在、台中~台北間が台鐵「自強号」で約2時間かかることを考えると、ウソのような速さです。
台中駅に進入する試運転列車(2006.12.30)

 乗車に指定されたのは標準車(普通車)で、座席はほぼ埋まっていました。マスコミや旅行業界向けの他に、関係者や地元住民向けの試乗会も頻繁に行われているようです。日本製だけあって雰囲気は日本の新幹線とほとんど変わりません。当面は全車對號座(指定席)になるそうです。
標準車車内(2006.12.30)

 こちらは商務車(グリーン車)、12両編成中1両だけ(6号車)連結されています。当然、料金も高めですが、試乗の時点ではここに乗ることはできませんでした。
商務車車内(2006.12.30)

 700T型には乗務員扉がなく、車掌は各乗降扉横のスイッチでドア操作を行います。台鐵や名鉄の通勤電車と同じで、車内巡回中に駅に停車しても近くの扉からドアの開閉ができる一方で、通路まで満員になった場合はどうするのか気になります。右横にあるのはハンマーで、非常時にはこれで窓ガラスを叩き割って車外へ脱出するためのものです。台湾では列車やバスの標準装備ですが、日本での装着例は寡聞にして知りません。台湾の友人たちから「日本の新幹線と違うところはあるか?」と聞かれると、私は真っ先にこのハンマーを挙げていました。
ドアスイッチと非常脱出用ハンマー(2006.12.30)

 最高時速は300km/hですが、この日は299km/hまで出ました。全体的に車内は走行中も静かで揺れも少なく、トンネルに入ってもいわゆる「耳ツン」にならないのに驚きました。車内放送等も駅到着直前に少し流れるだけで、騒がしい乗客さえいなければ「ひかりレールスター」のサイレントカーに乗っているような気分です。
時速299km/hを表示

 板橋駅は地下3階が到着ホーム、地下2階が発車ホームの二層式で、到着後は予想通りの記念撮影ラッシュ、700T型の正面には激突死した鳥の血が付いて、洗わないままで走っている編成が多いので記念撮影に向いているのかどうか…。先日行われたマスコミ向けの試乗会でも鳥の血べったりの編成が洗われることなく出てきて、そのまま新聞やネットに写真が載っていたのを見たときはひいてしまいました。イメージという点でも車輌の洗浄はこまめにしてほしいところです。 
板橋駅にて(2006.12.30)

 楽しかった45分もあっという間に終わりました。板橋から台北までは台鐵で10分ほどです。板橋は台北県の県政府(県庁)所在地で、台鐵の列車のほとんどが停車し、台北捷運(MRT)も乗り入れるなど、台北駅を上回る規模にするべく開発が続けられています。
板橋駅改札口(2006.12.30)

 台北~板橋間はトンネル工事が間に合わず、試運転は始まっていますが開業がやや遅れるそうです。高鐵が台北駅まで乗り入れれば、更に利便性が増すと思います。後は用地買収に手間取っている左営~高雄駅間の開業がいつになるのか気になります。
完成を急ぐ高鐵台北駅(2006.12.31)

 その後、1月2日から乗車券の発売が開始され、台北駅に行くと長蛇の列、テレビ局が取材に来ていました。迅速に処理するよう、窓口は現金専用、券売機はカード専用(一部現金使用可もあるらしい)になっていましたが、いずれも機械の故障やら操作の不便さから購入には非常に時間がかかり、夕方に7人待ちの券売機の列に並ぶと45分待たされました。平均して1人5分以上かかっています。実際、券売機はタッチパネルやテンキーを押しても反応が遅く、乗車券が出てくるのにも時間がかかります。窓口も行列の進み具合は遅かったので、似たような状況でしょう。乗車券購入にはそうとう早めに駅に行かないといけないと思います。ちなみにこの券売機、使用できるクレジットカードとキャッシュカードは台湾で発行されたものに限られます。私も日本のクレジットカードがハネられ、列の後ろの女性のキャッシュカードで購入してもらい、彼女に現金を支払ってようやく乗車券を入手できました。
台北駅きっぷうりばに並ぶ人々(2007.1.2)

 これが乗車券です。通常の乗車券は南下(高雄方面)が緑、北上(台北方面)が青で、これは「南下は山側、北上は海側の線路を走るから」だそうです。ただ、2日から発売分は開業記念ということで高鐵公司のシンボルカラーのオレンジ色のものが発売され、これが開業記念乗車券らしいです。売りきれるまでオレンジ色の券紙が使用されるとのことです。私は記念で買っただけなので気にならないのですが、大人と小児で乗車する車両がバラバラでした。券売機の画面では人数しか指定できないので、空いている席をランダムに取っているだけだと思いますが、家族連れなどからは苦情が出るのではないでしょうか。
高鐵開業記念乗車券

 高鐵では1月5~14日を試験営業期間とし、この間は運賃が半額になります。そのため大人・小児とも同額になっていますが、やはりというか、機械の故障やブッキング発売を連発したため、お詫びの意味で15日の本営業後もしばらく運賃半額を続けるようです。何とかこの間に再訪したいものです。

【撮影協力】小楊さん、犀牛王さん、hydrogenさん、nihonjungさん、ktkrさん
スポンサーサイト

海外亡命トラックバック(0)|

≪前の記事 台湾鐵路局「太魯閣號」登場
≫次の記事 来年もよろしくお願いします。

トラックバック

ブログ TOP


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。