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66:長野電鉄の新旧特急車

2006/11/20 (Mon) 22:58
 長野電鉄では小田急電鉄から10000形"HiSE"を譲り受け、日本車輌で4連化や自社工場で若干の改造のうえ、1000系「ゆけむり」と名を改めて12月9日のダイヤ改正からデビューするべく準備が進められています。
 11月18日に日本車輌鉄道同好部さんがこの「ゆけむり」の試運転をされるというので、私も参加させてもらいました。

 この日試乗するのは既に落成した第1編成(1001F)でしたが、集合が午後だったので、それまでの間、試運転中の姿を撮影しました。試運転は須坂→湯田中→信州中野→須坂→長野→須坂→信州中野→須坂というルート(途中に挙げた駅で長時間停車する)で行われており、電車でも比較的追跡しやすいので、沿線では思ったよりも多くの同業者の方々が撮影していました。小田急時代と同じ塗り分けですが、長電で塗り替えた際に赤い部分が2000系と同じと思われる色になったため、鮮やかになっていました。 長電に到着した頃のくすんだ姿を見ていた者には驚くばかりです。
延徳~桜沢間にて(2006.11.18)

 試乗会は須坂~信州中野間の往復でしたが、思った以上に乗り心地がよく、走行音も静かです。展望席からの眺めは画像の通りですが、沿線風景よりも駅通過時に、突然やってきた見慣れぬ電車に驚く一般乗客の姿が印象的でした。雪景色の中やりんごの収穫時期に展望席に乗ると、間違いなく眺めは最高だと思います。
延徳駅を通過中の展望席から

 中間車も基本的に小田急時代のままですが、2000系に比べて格段にレベルアップするにも関わらず、全車自由席で特急料金が現行と同じ100円というのが凄いです。
中間車の車内

 試運転は不定期ですが、11月下旬には第2編成が改造工事を終えて出場してくるので、12月9日に間に合わせようとすると、ほぼ毎日試運転しないと間に合わなくなると思います。
須坂車庫で改造中の第2編成(2006.11.18)

 というわけで、翌日も試運転が行われるというので撮ってきました。横がちに見ると、小田急時代の11両に比べていかにも短いです。友人が「実物大Bトレインショーティー」と呼んだのに頷いてしまいました。
夜間瀬~信濃竹原間にて(2006.11.19)

 12月9日のダイヤ改正後は特急はA・Bの2種類に分けられ、日中に運転されるA特急は原則1000系の専用となり、2000系は早朝夕方に運転されるB特急のみに使用されます。1000系が入場・故障すれば2000系の出番になるとはいえ、普段は日中に2000系の姿は見られなくなります。
 また、朝にあった特急車の普通運用もなくなり、運用数自体が減ってしまいます。

 2000系は現在3編成があり、製造年次がバラバラなので、細部を見ると結構違いが見つけられます。
・A編成(1957年製 モハ2001-サハ2051-モハ2002)
 長野オリンピックの際に方向幕が英字入りに替えられた中で、なぜかモハ2002だけは英字なしのままで残っています。
2000系A編成 延徳~桜沢間にて(2006.11.18)

・C編成(1959年製 モハ2005-サハ2053-モハ2006)
 今回のダイヤ改正で引退しますが、昨年のB編成引退時とは違って、「さようなら運転」などのイベントは行われないそうです(「ゆけむり」関係のイベントに手を取られるため)。
2000系C編成 柳原~村山間にて(2006.11.18)

・D編成(1964年製 モハ2007-サハ2054-モハ2008)
 他の3編成より遅れて登場したD編成は正面のスカートが特徴です。当初は名鉄パノラマカーをモデルに前面展望車にする計画もあったとかで、それが登場から42年経って1000系で実現したわけです。
2000系D編成 朝陽~附属中学前間にて(2006.11.18)

 登場から40年も第一線で活躍してきた2000系も、遂に脇役へ退くと思うと感慨深いですが、完全に引退したわけではないので、今後代走で昼間に走れば、それだけで話題になりそうです。 
須坂駅にて(2006.11.18)

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