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514:再びマニラ列車道楽②PNR203系に乗る

2012/10/11 (Thu) 18:29
 ジャカルタから帰国途中の29日、再びマニラに立ち寄り、今度は元JR203系に乗車の機会がありました。

 これもTutuban駅にいたときに、203系が入線してきて運用に入ることが分かったものですが、このところは連日運用されているようです。編成は(←Alabang)クハ203-107+モハ203-11+モハ202-14+モハ203-10(Tutuban→)で、モハ203-10とクハ203-107の一部が区切られて、発電機スペースとなっています。 
Tutuban(2012.9.29)

 クハ203-10の車内を見ると、小さなくぐり戸がある壁が客室を唐突に区切っているような感じになっています。壁に沿って吊り革が設けられているのが、せめてものサービスといったところでしょうか。
Tutuban(2012.9.29)

 発電機スペースに入ってみると、そこに発電機はなく、水タンクが置いてあるだけでした。事前情報では電源車はこのモハ203-10とクハ203-107の2両が竣工し、5連と4連の2本がいることになっているのですが、これでは1本しか動けないことになり、結局、滞在中はこの編成しか動いていることを確認できませんでした。
 客室内にあった日本時代の路線図等は全て撤去されているのですが(この点はジャカルタのほうが鷹揚としています)、発電機スペースだけは旅客の目に触れないためか、路線図が残っていました。
Tutuban(2012.9.29)

 投石対策で窓に金網が取り付けられるのはインドネシアと同じですが、フィリピンではさらに徹底していて、金網が付けられない扉の窓は鉄板で塞がれました。車内の照明は日本と同じように点灯していたので、明るさでは問題ありません。
 扉の下部脇に吊り革がくくりつけてありますが、これは低床ホームから乗るときにつかまるためのものだそうです。一番上の画像をよく見て頂くと、発電機スペース以外の乗降扉の下に、簡単なステップが付いているのが分かります。とりあえず、こういう点での配慮はされています。
Tutuban(2012.9.29)

 クハ203-107の発電機スペースをホームから見たところです。先頭車は扉開閉スイッチ操作のため、編成には必ず連結されますが、その先頭車の連結面側が区切られ、発電機が置かれました。これでは隣の車両との行き来ができなくなりますが、そんなことは気にしないのがフィリピンです。運転台側に発電機を置かなかったのは荷重の関係で、運転席側に傾くのを防ぐためだそうです。放熱のため、窓の一部が通風孔に改造されています。 
Tutuban(2012.9.29)

 訪問した日があいにくの雨模様で、そうなるとTutuban駅構内は線路部分を除き、水浸しになります。車庫の中には線路まで水につかる場所があり、水鏡になって綺麗に…などと悠長なことも言っておられず、客車とはいえ一部の機器を使用している203系や、ましてやキハ52に至っては、これでいいのかと思ってしまいます。PNRにとっては、こういう点も頭の痛いところでしょう。 
Tutuban(2012.9.29)

 しばらくすると、機関区からDLが出てきました。入換と思っていると、そのまま203系に連結され、次の列車に運用されるそうです。このように、203系が動くかどうかは直前になるまで分からないことが多く、現地に行っても日中に必ず見れると断言できないのですが、最近は主力のはずの韓国製DCの調子が悪く、キハ52ともども代走に使用される機会が多くなっているとのことです。
Tutuban(2012.9.29)

 PNRには職員の制服がなく、一般人も線路敷を平気で歩くので、係員と乗客の区別がつきにくいのですが、これが連結風景です。203系は方向幕などは白表示ですが、発電機が動き出すと方向幕の照明は点灯します。これも活用できないものかと思いますが…。自動扉やクーラーも元通りに稼動しており、ドア操作のため編成には必ず先頭車が連結されます。DLが連結されると改札が始まり、乗客が乗り込んできました。
Tutuban(2012.9.29)

 203系は次のTutuban着の列車が到着したら発車するとのことでしたが、予定時刻になっても列車がやってきません。これがキハ52充当の列車なので、到着を撮影してから203系に乗ろうと待っていたのですが、結局到着したのは10分遅れ、入線を撮影して203系に文字通り飛び乗ると、すぐに扉が閉まりました。
Tutuban(2012.9.29)

 車内はこんな感じで、ジャカルタと違って日本語の広告や案内表示は、取り外せる物はほぼ全て撤去されていました。前日にジャカルタで日本時代と変わらない高速運転をしている203系を見てきた私たちには、のんびり走るうえに度々左右に大きく揺れる203系はいかにも物足りない感じがしましたが、乗客から見れば今までのボロボロになった12系に比べれば設備も整い、はるかに明るく綺麗になっているので、これはこれでいいのではないかと私も思うようになりました。 
(2012.9.29)

 Tutubanから1時間10分ほどでAlabangに到着しました。以前にも書きましたが、AlabangはCommuter用の新駅ができてからも旧駅が残され、機回しが旧駅でしか行えないため客車列車は旧駅に停車するか、一つ手前のSucatで折り返しとなっていましたが、新駅にも機回し線が設けられ、203系もこちらに停車しました。 
Alabang(2012.9.29)

 到着後、すぐに機回しが始まります。この写真では、DLが既にこちらに向かって動き始めているのですが、沿線住民はそんなことにお構いなく前を横切っていきます。やはりここは東南アジアなんだと思わせる瞬間です。
Alabang(2012.9.29)

 機回しが終わり、しばらく停車すると思っていたら、予定時刻よりも10分ほど早いのに発車していきました。どうもこの列車は私が思っていた列車の1本前で、到着と発車が遅れていたようです。同行のIさんたちは既にこの列車に乗車しているとのことで一瞬唖然としてしまいましたが、車両交換がなければ次の列車はキハ52が来るので、かえって喜んでしまう私でした。
Alabang(2012.9.29)

 Alabang駅を発車していく203系です。エメラルドグリーンだった帯は、上からオレンジのペンキが塗られてこの姿になったわけですが、派手なことこの上ない姿になったジャカルタの仲間に比べると、やや控えめなこちらの方が日本人ファンにとっては馴染みやすいのではないかと思います。
Alabang(2012.9.29)

 この日のマニラは雨模様で、ぐずついた曇り空が広がっていました(前日に激しく雨が降ったようです)が、203系が発車していった後、本格的に雨が降り始め、Alabang駅のホームに避難しましたが横なぐりの雨ではホームの上屋が全く役に立たない状態でした。そんな中にやって来た次の列車はやはりキハ52系国鉄色、いつもは開けっ放しの貫通扉も、さすがにこの天気では閉めてきました。PNRのキハ52で貫通扉を閉めて運用しているのを見たのは初めてで、雨も悪くないと都合のいいことを考えてしまいました。
Alabang(2012.9.29)

 キハ52の車内です。このときはまだ空席もあったのですが、発車直前になると相変わらずの混雑になりました。日本の鉄道は朝に都心行き、夕方に郊外行きが混雑するという風に片方向輸送になりがちですが、PNRやジャカルタでは昼間でも双方向の列車が混雑しています。本数やダイヤの関係もあると思いますが、日本の鉄道関係者から見ると、かなり羨ましく見える輸送形態ではないかと思いました。
Alabang(2012.9.29)

 キハ52でマニラに戻って来たのですが、私は帰りの飛行機の時間が気になる頃になり、Tutubanまで行くとタクシーが拾いにくいとのことで、Buendia駅で降りました。発車するキハ52を駅前の踏切で撮影しましたが、PNRにおける踏切での車や歩行者のマナーの悪さは目に余る物があり、警報は鳴るものの遮断機が作動しないため、わざわざ道路に出て自動車を止めないといけない係員の苦労は並大抵のものではないでしょう。小雨が降り続いていましたが、やはり暑いのか、それでも貫通扉は開けていました。
Buendia(2012.9.29)

 後追いでも撮影すると、こちらは貫通扉を閉めたままでした。どうも扉の開閉は雨に関係なく最初からそうなっていただけだったような気もします(前照灯も点けっ放しですし)が、最後になって思っていたような構図で撮影できたので、満足して空港に向かいました。
Buendia(2012.9.29)

 PNR本社で伺った話では、「また日本から車両を23両買いたいのだが・・・」とのことで、特にDLを増備したいという意向でした。恐らく203系牽引用ではないかと思いますが、もしDE10やDD51などが譲渡されて203系を牽引しようものなら、更に熱い視線が日本(の鉄道ファン)から注がれるでしょう。Tutubanで留置されている他の203系の竣工が待たれます。
 4月訪問時のエントリーでは否定的な書き方をしてしまった203系の客車転用ですが、実際に活躍する姿を見るとサービス向上になっているのは確かで、「百聞は一見にしかず」という言葉の意味を痛感しました。私もPNRでの203系の活躍を応援したいと思っています。
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