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513:再びマニラ列車道楽①キハ52に乗る

2012/10/11 (Thu) 18:22
 少し前の話になりますが、9月26~29日にフィリピン・マニラとインドネシア・ジャカルタの2都市を訪問してきました。マニラは4月以来、約半年ぶりの訪問となりますが、ジャカルタへの乗り継ぎの際に立ち寄ったもので、滞在時間は短かかったものの、同行して頂いた友人Iさんの尽力で非常に充実した内容となりました。
 まず、マニラの状況からご紹介させて頂きます。
 
 フィリピン国鉄(PNR)が許可なしでの撮影に非常に厳しいことは4月訪問時のエントリーで書いたとおりで、その状況は全く変わっていません。今回はあらかじめTutuban駅2階のPNR本社へ行き、撮影許可をもらうべくIさんが話をしているときにふと駅を見ると、元JR東日本の203系が入線してくるのが見えました。16:05発のAlabang行きになるとのことで、許可を頂いて構内へ急いで移動します。
Tutuban(2012.9.26)

 PNRで客車になった203系、40両譲渡されてきたうち、現在は4連1本だけが竣工しており、訪問時点で(←Alabang)クハ203-107+モハ203-11+モハ202-14+モハ203-10(Tutuban→)となっていました。調べてみれば、これらの車両は日本時代は全て違う編成に組成されていたもので、どういう基準でこの車両を抜き出してきたのかは判りませんが、客車になった以上、編成はもう気にしなくてもよくなったということでしょうか。見ていると、自動扉はきちんと動作していました(このため、先頭車は必ず編成に組み込まれます)。
 203系の運用は、早朝深夜の12系客車のスジ(Tutuban18:45発と翌朝のBinan05:20発の1往復)を置き換えたのは判明していますが、それ以外は車両の状況を見て急に決まるため、当日のしかも直前になるまで分からないそうで、ここで走行シーンを見られたのは幸運でした。
Tutuban(2012.9.26)

 車庫へ撮影に向かいます。許可をもらっているので大手を振って…というわけにはいかず、警備員が1人、ついてきます。少し線路に近づくとすぐに「そこは危険なのでだめ!」と止められるのですが、あまりにがんじ絡めになりそうだったので、Iさんが警備員のボスに直訴すると、すぐに自由行動がOKになりました。警備員もボスの指示通りに動いているだけなのですが、何かをするのにいちいち上層部の許可を得ないといけないのには、この後もウンザリさせられることになります。
Tutuban(2012.9.26)

 ネット等では話題になっていましたが、元JR東日本のキハ52のうち、新潟色の3両(キハ52-102+120+121)は、驚いたことに"Bicol Express"こと14系と同じ塗装に塗り替えられていました。今年夏頃に塗り替えたそうですが、このブルートレイン色はフィリピンで気に入られたのでしょうか。"Mayon Limited Ordinary"に運用されているのですが、今回は車庫で撮影するだけです。
Tutuban(2012.9.26)

 キハ59「こがね」は7月に衝突事故に遭い、正面が破損してから運用離脱していましたが、車庫では復活に向けて整備が進められていました。運用離脱の情報を知ったときは、このまま引退か…と心配もしましたが、まずは一安心です。 
Tutuban(2012.9.26)

 撮影していると、キハ52の国鉄色(キハ52-122+127+137)が出庫してきました。もしかして運用に入るでは?と期待しましたが、果たして16:35発のAlabang行きになるとのことで、これに乗ることにしました。 
Tutuban(2012.9.26)

 駅に戻ると、ホームには12系が停まっていました。定期運用からは離れた12系は日本の感覚ではとうに打ち棄てられた廃車体ですが、現役の際からこの状態だったので、特に驚きはしませんでした。まだ車籍からは抹消されていないようで、29日に再訪したときは車庫に移動していました。
Tutuban(2012.9.26)

 さて、キハ52に乗ることになりましたが、車内はTutuban発車の時点から混み始めており、Iさんが交渉して乗務員室に乗せてもらえることになりました。Tutuban駅を出て先ほどお邪魔した車庫の横を通りますが、ここで留置中のキハ52-123が見えました。この1両はすでに運用から離れており、塗り替えもされず一部の部品が取り外されているので、このまま部品取りになるようです。新潟色で残る貴重な1両なものの、いつまでこの姿を留めていられるかは何とも言えません。  
Tutuban(2012.9.26)

 キハ52は非冷房ということもあって、貫通扉を開けっ放しで走るので、前面展望はバッチリです。Tutubanを出るとすぐ、北方線と南方線が分岐します。北方線は1991年のピナトゥボ火山噴火で大被害を受け、いまだに全線復旧の目処が立っていませんが、マニラ郊外のCaloocan(ここに鉄道工場があります)までは整備が進められており、南方線と同じCommuterが運転されるのもそう遠くないかもしれません。
 路面電車のような分岐点(デルタ線になっています)を右に曲がり、南方線に入ります。
Tutuban~Blumentrit(2012.9.26)

 夕方の帰宅ラッシュ時間帯に当たってしまったようで、どの駅もホームには大勢の乗客が待っています。2扉しかないキハ52では乗降に時間がかかるのもやむを得ないところで、遂には乗務員扉から乗降する人も出る始末でした。
Espana(2012.9.26)
 
 車内はこのような状態で、先頭車は女性専用車ということになっているのですが、この混雑ではそんなことも言っておられず、男性もちらほら見受けられます。 
(2012.9.26)

 Tutuban~Alabang間に運転されている"Metro Commuter"は日中は1時間ヘッド、朝夕は30分ヘッドで、通常はこの韓国製ディーゼルカーDMU-1形が主力なのですが、検査入場などで運用数が足りなくなると、キハ52や203系がピンチヒッターに駆り出されます。近年、東南アジアで勢力を拡大しつつある韓国製車両ですが、台湾国鉄でも悪い噂を聞いていたものがフィリピンでも同じで、故障が増えているようです。その分日本から来た車両の運行頻度が増えれば、ファンとしては嬉しいところですが。
 途中でMRT2号線の高架橋をくぐりますが、PNRとLRT・MRTとの接続は、LRT1号線と交差するBlumentrit以外では一切考慮されていません。
Espana~Santa Mesa間(2012.9.26)

 Pasig川を渡る鉄橋のあたりから、線路際にお手製トロッコ(スケーター)が列車を避けているのが見えてきました。列車本数が増えたのと、線路際のスラム街が立ち退いて乗客が減ったために姿を消しつつあると言われているスケーターですが、ラッシュ時には需要があるのか、まだ健在なようです。これに乗ってみたいのですが、今回も時間がないので見るだけになりました。
Santa Mesa~Pandacan間(2012.9.26)

 PNRの路線には信号機がなく(残ってはいるのですが全て故障中)、運転士は時刻表と車掌の合図を頼りに運転しています。貫通扉だけでなく、私たちが入り込んできたので客室の乗務員扉まで開けたため、運転士さんは運転台に閉じ込められた状態になり、少々気の毒でした。 
(2012.9.26)

 マニラ中心部から離れると、スクーターの数も多くなってきます。加えて線路際にいる人の数もさらに増えてくるのですが、フィリピンもインドネシアと同様に列車への投石があるので、開け放した貫通扉から前を見ている私たちも油断はできません。特に、子供が群がっているのを見ると、無意識に身構えてしまいます。
Bicutan~Sucat間(2012.9.26)

 Tutubanから続く複線区間も、Sucat駅の手前で単線になります。1本前の列車で運用されている203系がAlabangから折り返してくるまで、私たちのキハ52は一旦停車して待つことになり、運転士と車掌は線路に降りてタバコを吸い始めました。私たちも線路に降りれば、キハ52と203系のすれ違いシーンを撮影できるのですが、さすがにどのタイミングで動き出すか分からない状況では無闇に降りるのはためらわれ、203系を車内から撮影するのにとどめました。
Alabang~Sucat(2012.9.26)

 4月訪問時でも書きましたが、Alabangは乗客の利便を図るためショッピングセンターの裏に"Metro Commuter"用の高床ホームの新駅が設けられましたが、旧駅も高床に対応していない"Bicol Express"や"Mayon Limited"のために残されています。今回はキハ52ということで、旧駅に停車するものと期待していたのですが、あっさり通過して新駅に到着しました。キハ52から見るとホームの方がわすかに高く、扉ステップが乗降に支障をきたしていました。
Alabang(2012.9.26)

 Alabang駅に停車中のキハ52。Tutubanから約1時間の行程でした。わずかな停車時間で折り返していくのを見送った私たちは、駅横のショッピングセンター内のレストランで夕食をとってから、タクシーで空港に向かいました。こう書くとスムーズにことが進んだように見えますが、Alabang駅周辺ではフィリピン名物のジプニーはたくさん停まっているもののメータータクシーは少なく、捕まえられても値段を吹っかけてきます。Iさんが値段交渉をしてくれたのですが、運ちゃんも結構頑固で、結局最初に声をかけてきたタクシーに乗ることになりました。
Alabang(2012.9.26)

 この後、ジャカルタへ向かいましたが、また別エントリーでご紹介します。
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