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51:福井鉄道 保存車めぐり

2006/08/27 (Sun) 23:52
 名鉄からの低床車導入で6月に引退した福井鉄道の旧型車のうち、モハ122とモ562がめでたく保存の運びとなりました。

 まずモ562(元北陸鉄道金沢市内線モ2202→名鉄岐阜市内線モ562)は故郷の金沢での保存を目指してJR貨物の関連会社「ジェイアール貨物・北陸ロジスティクス」に引き取られました。8月12日に西武生からトレーラーで搬出されたモ562は、とりあえず8月末まで金沢貨物ターミナル近くのホームセンターの駐車場に置かれています。
駐車場に留置中のモ562

 搬送の都合でパンタと何故か片方の排障器が外されていますが、駐車場の区画に自動車に混ざって何気なく置かれているのはかなりシュールです。横や前に車を停めて車内から見ると、少しだけ福井市内の大名町(市役所前)や新木田(木田四ツ辻)交差点の雰囲気を味わえます。
駐車場で車と並ぶモ562

 モ562はこの後、一旦庫内に収納され、保存場所を探しつつ金沢時代の姿への復元を進める予定とのことですが、近づいてみると車体は腐食と老朽化がひどく、これを直すのは相当な手間と費用が必要ではないかと思います。

 一方、越前市今立赤谷町の農園に引き取られたモハ122は、8月10~11日の深夜に現地へ運ばれました。噂には聞いていましたが、保存場所は公共交通機関で行くのは難しい山間部の農村で、車であれば北陸道鯖江ICから車で25分ほど、「小次郎公園」(この辺りは佐々木小次郎の生誕地とのこと)の近くです。途中、赤坂、庄境といったかつて福井鉄道南越線(昭和46年廃止)が走っていた集落を通ります。モハ122も、南越線を偲んだ農園のご主人が保存を決意されたそうです。
 こちらは現役時代そのままの姿で、正面にはさようなら運転の際に貼られたステッカーまで残っています。車内には電線を引き込んであるので、集会などに使うことを考えられているのかも知れません(車内へは貫通路から入るようになっています)。なお、車内見学には事前に予約が必要です。
モハ122の保存状況

 今回は外観を周囲から眺めただけですが、上屋を付けた方がいいのでは…と思うと、果たして入口近くに上屋設置のための募金箱(竹筒)が置いてありました。なお、保存場所は農園の一角で、周囲に農機具が置いてあったりするので、撮影には広角系レンズを持って行かれることをお勧めします。なお、モハ122はあくまでも個人所有の敷地に置かれていますので、その点は要注意です。
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