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474:マニラ列車道楽④LRTとMRT

2012/04/29 (Sun) 00:17
 マニラには、PNRとは対照的に近代的な設備を持った高架鉄道が3路線あります。こちらは市内観光にも使え、ガイドブックにも載っているので、日本人観光客でも乗ったことのある人は多いと思います。
 3本の路線は経営主体が異なり、1・2号線はLRT、3号線はMRTと言われています。実際には1・3号線が路面電車タイプ、2号線は地下鉄のような電車が走っていますが、基本的に全線高架になっています。

 今回の訪問で、私の泊まったホテルは1号線のGil Puyat駅のすぐ横にありました。おかげで、部屋からは行き来する電車を眺められるのですが、線路に近いということはうるさくもあるわけで、朝5時前から5分おきくらいに電車の音が響いてくるのには参りました。
Libertad(2012.4.14)

 1号線はマニラの旧市街を走り、めぼしい観光地はこの沿線に多いのですが、南側の終点Baclarankaraから、後1~2駅ほど延長すればニノイ・アキノ国際空港の前まで到達するものの、なぜか延長される気配がありません。他の区間よりもこちらを優先すべきなのではとも思いますが、路線網に関する謎は、その後もあちこちで見受けられるようになります。
Gil Puyat~Vit Cruz(2012.4.14)

 1号線はベルギーの協力で建設されたそうで、1984年の開業時に導入されたこの電車もベルギー製です。3連を3本連結して9連で運転されています。
 ガイドブックでは「LRTの駅では撮影禁止」と書いてあるのですが、各路線に乗った際に、試しに駅ホームでカメラを出してみたところ、1号線に限っては何も言われませんでした。ここも駅に入る際には手荷物検査があり、ホームには警備員がいます。このため、駅構内や車内の治安は比較的いいとされていますが、万全というわけではないので、車内では手荷物の扱いに要注意です。
U.N.Avenue~Central Terminal(2012.4.15)

 2000年頃から、近畿車輛製(他に日本車輛製もあるそうです)の新車(左)が増備され、在来の車両も更新と冷房化が行われました。つまりそれまでは非冷房だったのです。これには驚かされました。新車(といっても10年以上経っていますが)は3連を4本連結して走っています。 
Central Terminal(2012.4.14)

 新車の車内です。これは朝6時頃に撮影したもので、日中は大混雑するので撮影どころではなくなります。ワンマン運転なので、車内放送は運転士の肉声で駅名を1~2回言うだけですが、各駅のホームには駅名を大きく表示してあるので、外を見ていれば乗り過ごすことはない…はずです。
(2012.4.15)

 車内には日本のODAで導入されたことを示す表示がありました。これと同じものを、ジャカルタの都営地下鉄6000系でも見たことがありますが、日本の技術が役に立っているなら、日本人として嬉しいことです。
(2012.4.15)

 こちらはMRT3号線の電車です。経営主体が違うとはいえ、似たような電車が走っています。ただ、マニラの中でも指折りの高級住宅街やオフィス街であるMakati地区を通ることもあり、客層が少し違うような気がしました。この画像を撮影したMagellanes駅は、PNRのEDSA駅から近いところにあるのですが、接続は全く考慮されておらず、歩くと10分近くかかります。連絡通路さえあれば、この半分くらいで来られるのですが、MRTはPNRよりも、駅横にあるショッピングセンターと直結させる方を優先させたようです。
Magallanes~Taft Avenue(2012.4.15)

 LRT・MRTとも施設は非常に近代的で、渋滞の心配もないので利用者が非常に多く、これなら路面電車タイプではなく、本格的な高速電車にしてもよかったのではないかと思います。
Ayala center(2012.4.15)

 Makati地区の中心部に近いAyala駅で降りてみました。周囲はショッピングモールや高級ホテルが建ち並び、1号線やPNRの沿線と同じ街とはとても思えないほどでした。そういう場所なので当然外国人も多く、冷たいものでも飲もうと駅前の高級ホテル"Intercontinental hotel"に入ると、周囲は白人だらけでした。
Ayala center(2012.4.15)

 Cubao駅で3号線を降りたところ、ラッピング電車がやってきました。マニラでもこういう増収策をとっているようです。後方に、3号線の高架をまたいでいく更に高い高架線が少し見えていますが、これがLRT2号線で、そのAraneta Center-Cubao駅へは、一旦地上に降りて暑い中を5分ほど歩かされます。これも開通時期が違うとはいえ、せめて2号線の駅を交差部分に造れなかったのかと思います。
Kamuning~Cubao(2012.4.15)

 これが2号線の電車です。どこかで見たことがあるデザインだと思っていたのですが、韓国ソウル地下鉄にいる「トングリ(丸型)」といわれる電車に正面が瓜二つでした。それだけですぐに察しがつきましたが、この電車は韓国Rotem製です。
 2号線はLRT・MRTでは最新(2003年開業)の路線で、電車が大きい分(4両編成)輸送力はあります。しかし高架線なのに急勾配とカーブが多く、線路横の側壁(ガード)がないので、万が一脱線したらそのまま落下することにもなりかねないように見え、日本との考え方の違いがこういうところにも垣間見えています。
Anonas~Araneta Center-Cubao(2012.4.15)

 2号線にもラッピング電車がいました。
Araneta Center-Cubao(2012.4.15)

 電車が韓国製でも、その他の施設は日本の協力により建設されたもので、車内にもそのことを示す表示がありました。駅の雰囲気は、この2号線が最も日本の駅と雰囲気が近いです。
(2012.4.15)

 もう1本、ラッピングがいました。
Legarda~Recto(2012.4.15)

 2号線の西側の終点Rectoは、1号線Doroteo Jose駅と連絡しており、こちらは通路が設けられていますが、実際の距離は結構離れています。この画像(Recto駅ホームから見たDoroteo Jose駅方向)の左の方に見えているのが通路で、周囲は下町というか、スラムのようなところで、それが駅のすぐ横まで迫っている(駅建設の際にスラムのほうを立ち退かせたと言った方が正しいのでしょう)ので通路を歩いていると、家の中でゴロ寝したり、屋根上で洗濯物を干したりしている住民を間近に見ることになります。
Recto(2012.4.15)

 連絡通路では1号線と、2号線Recto駅の引き上げ線の交差部分が見えました。双方の電車が同時に来ないかと、数本電車を待ってみましたが、この画像が精一杯でした。
Doroteo Jose(2012.4.15)

 4回にわたってマニラについて書いてみましたが、現状は便利とはいえないものの、これから便利にしようという意気込みが伝わってきて、活気があることはよく分かりました。しかしとにかく暑かったです。
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