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472:マニラ列車道楽②日本からの譲渡車両

2012/04/23 (Mon) 22:57
 前回のエントリーでも書きましたが、マニラ近郊では今のところ、日本からの譲渡車両は早朝か夕方以降の運用に限られています。そこで翌日は朝5時過ぎにホテルを出て、Tutuban行きの12系"COMMEX"を撮影に行きました。再びBlumentrit駅で、LRTの電車を撮影していると、PNRの駅に列車が来るのが見えました。
 12系が来るには15分ほど早いなぁと思っていると、来ていたのは12系ではなく、定時では朝04:30Tutuban着のはずの14系"Bicol Express"でした。実に1時間半遅れでの到着です。Blumentritで停車中に線路際まで走っていき、無事に撮影できました。これは撮影できると思っていなかったので、朝から嬉しいハプニングです。
Blumentrit~Tutuban間(2012.4.15)

 昨晩に見たのとは別の編成で、最後尾には改造された12系が1両連結されていました。他の仲間は南部のNaga近郊の通勤列車に使用されているそうです。
Blumentrit~Tutuban間(2012.4.15)

 こちらが本来の目的の12系。さほどの遅れではありませんでした。マニラでは線路沿いを不法占拠していたスラム(スクワッターといいます)を撤去したため、線路の周辺は広々としています(先ほど"Bicol Express"を撮影したのも、数年前までスラムだった場所です)が、それでも朝6時台では太陽が昇りきらず、周辺の家の影になってしまいました。
Blumentrit~Tutuban間(2012.4.15)

 12系を撮影したのは車庫の入口に近い踏切で、車庫側に振り向くと12系と留置中の203系・キハ52系の国鉄型並びになっていました。お互い微妙に姿を変えていますが、12系さえもう少し綺麗な車体であれば、フィリピンとは思えない光景になっていたと思います。
Tutuban(2012.4.15)

 12系はTutuban到着後、すぐに入庫してきました。恐らく、前日に連結器の不調で切り離していた1両をつなぎ直すためと思います。それにしても、晴天で見ると壮絶な状態がよく分かります。塗装が剥げているというだけではすまない状態で、これでよく走れているものだと感心するとともに、相当酷使されてきたのだろうと同情してしまいます。車庫にいる廃車体と並んでも、どちらが廃車か区別がつかないほどです。
Tutuban(2012.4.15)

 昨日はチラッと見ただけの203系ですが、明るいところで見ると、このような感じになります。オレンジ色の帯が意外に似合っています。金網がなければ、常磐線から武蔵野線あたりへ転属したといわれても信じてしまいそうです。10連を分割して5連の状態でDLに牽引されるのは昨日に書いたとおりで、冷房や自動ドアもそのまま使用されるため、この編成では先頭車クハ203-107の車内を区切り、電源室にしています。
 聞いた話では6月からTutuban~Calamba間で使用される予定だそうで、現在は試運転を行っているところです。これが登場すると、12系は間違いなく引退することになるでしょう。
Tutuban(2012.4.15)

 たぶん日本では顔を合わせていないと思いますが、見知らぬ外国で同郷出身者同士で会って安心しているかもしれません。しかし、電化区間のないPNRが、客車にするためとはいえ電車を導入したのは不思議以外の何物でもありません。車体がアルミ製で塗装の手間が省けること以外に理由が考えられないのです。
 同じく203系が行ったジャカルタでは今でも車両不足に悩んでおり、この40両も電車のまま使用できるジャカルタへ行った方が活用方法としては合っていたはずとの思いは今でも消えません。せめて、マニラでは使用することのないパンタや制御機器などをジャカルタに予備部品として譲ることができないかと思います。
Tutuban(2012.4.15)

 キハ52系新潟色は、キハ59系「こがね」とともに"Mayon Limited"に使用されていますが、実は"Mayon Limited"は2種類があり、キハ52系は"Mayon Limited Ordinary"で、Tutuban発が火・木・日、Ligao発が月・水・金で運転されます。
 一方、「こがね」は"Mayon Limited De Luxe"の方で、Tutuban発が月・水・金、Ligao発が日・火・木となっており、実質、土日しか滞在時間のない私には見る機会がありませんでした。PNR本社で撮影許可を受けることなどを考えても、マニラ訪問は平日の方が収穫が多いと思います。
Tutuban(2012.4.15)

 車庫には韓国製DCもいるものの、国鉄の車庫のような雰囲気になっていました。
Tutuban(2012.4.15)

 せっかくなので、車内も見学させてもらいました。
 これは12系で、パッと見は普通に見えますが、昨日の乗車時の画像でも判るとおり、照明は一部しか点かず、座席モケットは荒れ放題、冷房も作動しません。
Tutuban(2012.4.15)

 洗面所もご覧の通りです。トイレもどういう状況かは、推して知るべしです。
Tutuban(2012.4.15)

 続いて14系。これも塗色はそのままですが、PNRマークに加えて"Bicol Express"のロゴも入れられました。
 このマーク・ロゴがまたセンスのいいデザインで、キーホルダーにでもなっていたら迷わず購入するところですが、台湾やインドネシアならともかく、フィリピンでそういうグッズはまず望めません。
Tutuban(2012.4.15)

 入口上の表記は、さすがに英語になっていました。B寝台は「エアコンつき普通寝台」となるそうです。
Tutuban(2012.4.15)

 車内は、一部にタガログ語の掲示物や広告が付けられた以外は全く手を付けられておらず、あの寝台車特有の匂いもそのままで、日本人には非常にノスタルジーを誘われます。ここがフィリピンだということを忘れる瞬間でした。
Tutuban(2012.4.15)

 今回はマニラだけの訪問ですが、いつかこれに乗ってLegaspiまで行ってみたいものです。PNRでは、下段が"A"、上段を"B"としていますが、それ以外の寝台番号は日本時代のままです。
Tutuban(2012.4.15)

 この注意表示こそ、タガログ語か英語に訳しておくべきだと思うのですが…。
Tutuban(2012.4.15)

 12系ではボロボロというか、破壊されていた洗面所やトイレですが、14系ではさすがに必要な設備なので、きちんと整備されています。フィリピンなので、日本のように寝台に荷物を置いたまま顔を洗いに来ることができるかどうか微妙ですが、古びてはいるもののかなり豪華な設備になっているのは間違いないと思います。
Tutuban(2012.4.15)

 車内を見た後、外に出ると、12系は前日に連結器の故障で切り離した1両を連結しなおすため入庫してきました。その後、Sさん経由で聞いた情報では、203系がDLとスムーズに連結できるように、12系の連結器を転用するそうで、やはり203系と入換に12系が引退するのは間近なようです。
Tutuban(2012.4.15)

 この日の夜、Tutuban発の"Bicol Express"や12系、キハ52系"Mayon Limited Ordinary"を撮影するべく、眠い目をこすってBlumentrit駅に行きました。
 始発の次の駅なのに、早くもダイヤは大乱れで、Tutuban18:30発の"Bicol Express"がいつまで経ってもきません。その合間にComuterの韓国製DCが数本やってきました。これも既に運転が終わっているはずの時間なので、
大幅に遅れていたのでしょう。
 画像は踏切の状況で、列車が来ると警手が警報を鳴らしますが、遮断機は下りてきません。故障して放置されたままなのでしょう。代わりに警手が"STOP"と書いたプレートを持って小屋から出てきて、自ら歩行者や自動車を止めます。これがなかなか言うことを聞かず、警手が大声をあげても、列車が見えていても人々は悠然と踏切を渡っていきます。投石とあわせて鉄道がなめられている証拠で、ファンとしては見ていて腹立たしい限りです。
 とはいうものの、列車が来ないときでも警報が鳴ることがよくあり、回送でも来るのかと思って見たところ、踏切上に自動車やジプニーなどが停まると、それを追い出すために鳴らしているのでした。遅れている"Bicol Express"を待ちわびている私には紛らわしい限りで、何度も騙されました。 
Blumentrit(2012.4.15)

 結局、2時間ほど待ったところで、20:30Tutuban発のLigao行きキハ52系新潟色"Mayon Limited Ordinary"が先に来てしまいました。"Bicol Express"が定時に来ていれば、この間の2時間で夕食にする予定だったのですが…。
 しかも"Mayon~"はBlumemntritには停まらず、写真は撮影できなかったので、同時撮影していた動画のキャプチャーを載せます。
Blumentrit(2012.4.15)

 結局、21時頃になってようやく来た"Bicol Express"も、時刻表上では停車するはずのBlumentritを通過して行き、しかも右側通行のはずが左側通行で来るというおまけ付きでした。その10分ほど後にようやくBinan行き12系"COMMEX"が到着、これもなぜか左側通行でした。
Blumentrit(2012.4.15)

 こうして、定時では最終列車の"Mayon"から見ても45分遅れでBlumentrit駅の1日の業務は終わりました。
 夜とはいえ暑い中を3時間近く待たされた私は夕食に行く気力すらなく、LRTでホテルに戻った後、サンミゲルビールの助けを借りずに気絶してしまいました。
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テーマ : 鉄道 - ジャンル : 趣味・実用


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