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471:マニラ列車道楽①PNR Tutuban駅と12系

2012/04/22 (Sun) 16:38
 4月13~16日、フィリピンの首都マニラに行ってきました。
 ジェットスター航空のキャンペーン価格で関空~マニラ間が片道8,000円という破格の値段で出たことで決意したものです。
 調べてみればマニラはただ「治安が悪い」の一言で、不安極まりないまま出発しましたが、行ってみればジャカルタよりは要注意ながら、気をつけてさえいれば何とか無事に帰ってこられるという印象でした。これはどこの国でも同じではありますが…。

 フィリピン国鉄(Philippine National Railways、略称PNR)は旅客減少や自然災害等で消滅寸前まで行きましたが、近年になってJR東日本からの中古車両導入や軌道・駅設備改良により、息を吹き返しつつあります。
 その詳細は追って書いていくとして、マニラでの始発駅Tutubanは、1892年開業の由緒正しい駅ですが、PNRの赤字経営解消のため1989年に駅部分が売却され、ショッピングセンターになりました。とはいえ、当時の駅舎は外観がそのまま残され、面影は十分偲べますが、中に入れば普通のショッピングセンターで駅らしさは全く残っていません。
 人の多い場所なので、タクシーで行く場合や町で人に道順を聞く場合は「Tutuban駅」よりも「Tutuban center」と言った方がすぐに分かってもらえます。
Tutuban(2012.4.14)

 では、現在のTutuban駅はどうなったかというと、一旦500mほど後方の機関区横の線路上(!)から乗降するようになり、そこをTayuman駅としていました(今でもこの駅を地図に載せているガイドブックがありますが、現在は跡形もなくなり、列車は停車しません)。2007年6月になってTutuban centerから300mほど後方にあるPNR本社の手前にホームが造られ、本社の1階ロビーを開放して出札口兼コンコース兼改札口としました。向かって右側が駅の出入口になっており、辺鄙な場所ですが、列車が到着すると意外に大勢の人が降りてきます。
Tutuban(2012.4.14)

 PNR本社1階ロビー兼Tutuban駅コンコースです。画面中央の左側に見えているのはインフォメーションカウンターで、この裏に出札口と改札口があるのですが、判りにくいためか、近郊列車の乗車券は画面右奥の入口で机を出して発売しています。なお、フィリピンの公共施設はどこでもそうですが、入場の際は手荷物をチェックされます。鞄を開けて警備員に中を見せる(爆発物がないか調べられる)のですが、私たちもリュックサックを開けて中のカメラを見せると、それ以上は何も詮索されませんでした。いかにも外国人という風体で、カメラを持っていると人畜無害だと思われるのでしょうか。 
Tutuban(2012.4.14)

 コンコースには列車の写真の他、作業用車両(職員輸送車?)が展示されていました。マニラ北部のCaloocan鉄道工場に置いてあったものを整備して持ってきたようです。
Tutuban(2012.4.14)

 駅のホームには203系や12・14系が留置中で、撮影意欲が湧いてきますが、警備員に「駅構内での撮影は駄目だ」と言われました。こういうこともあろうかと、PNR本社の担当者の方を紹介して頂いていたのですが、行ったのが土曜日で本社は休み、どうしようもできません。揉め事は起こしたくないのでおとなしく引き下がりましたが、諦めきれないので車庫に行き、撮影してもいいか聞くと"OK!"とのことで、ありがたく撮影させてもらいます。というわけで、車庫から見た駅構内です。一挙に40両もの203系が譲渡され、空いている側線は全て203系で埋め尽くされています。
Tutuban(2012.4.14)

 車庫ではキハ52系の国鉄色、新潟色が休憩中でした。真ん中にいるのは近郊列車"Commuter"用の韓国製DCで、これについては後で採り上げます。キハ52はPNRで窓に投石防止用の金網取り付けなどのほか、塗装変更もしたかったようなのですが予算不足で色はそのままになり、貫通扉と側面にPNRマークを入れられただけになりました。それが案外似合っていていい感じです。
 現在、キハ52系は新潟色がキハ59「こがね」と共通でTutuban~Ligao間の長距離夜行列車"Mayon Limited"に使用され、国鉄色は臨時列車や韓国製DC故障時の代走に使用されています。
Tutuban(2012.4.14)

 新潟色はまだ走りを見られる可能性がありますが、国鉄色は車庫で見るだけか…と思っていると、いきなり出庫してきました。入換のためだそうで、曲がりなりにも走る姿が見られました。車庫内には12系の廃車体も放置されており、思わぬ顔合わせも撮影できました。
Tutuban(2012.4.14)

 フィリピンではインドネシア以上に列車への投石がひどく、正面だけでなく側面窓にも金網が取り付けられています。これは他の車両も全て同じです。また、乗降扉の窓は金網を付けると開閉できなくなるため、キハ52系と203系は窓を鉄板で埋めてしまいました。
 列車への投石ですが、私にはなぜこんなことをするのか理解できません。列車を悪魔の使者とでも見る迷信でもあるのでしょうか。東南アジアで列車への投石はフィリピン・ベトナム・インドネシアでのみ見られるものだそうで、ベトナムは知りませんが、インドネシアで投石するのは子どもだけなのに対し、フィリピンは大人も石を投げるところが、さらに悪質です。以前、ジャカルタの友人に「列車への投石がある限り、インドネシアはいつまで経ってもフィリピンと同レベルだ」と言って露骨に嫌な顔をされたことがありますが、これは子どもの頃から教育をしないと断ち切れない流れのようなもので、前途多難です。
Tutuban(2012.4.14)

 203系とも並びました。203系は10両編成を2分割して5連で客車として使用されます。このため、中間車が正面に出てくることもあるわけで、これも必要ないと思われたのか、妻面の窓が鉄板で埋められました。
Tutuban(2012.4.14)

 色々撮影していると、あっという間に日が暮れます。日本から譲渡された車両は基本的に早朝と夕方にしか走らないので、日本人鉄道ファンはこれからが忙しくなります。まずはTutuban18:30発のLegaspi行き"Bicol Express"。周囲は既に真っ暗で、ブレた画像ですが普段撮れないところだということでご了承願います。PNRの長距離列車は今や、先述の"Mayon Limited"とこの"Bicol Express"だけになりました。
Tutuban(2012.4.14)

 続いて18:45発のBinan行き"COMMEX"に12系が充当されます。これがTutuban発の最終列車になります。駅で聞くと、"Bicol Express"は短距離での乗車はできないとのことだったので、普通乗車券で乗れる"COMMEX"に乗ってみることにしました。
Tutuban(2012.4.14)

これが12系の車内です。明るく見えるのは露出に失敗してオーバー気味になったからで、見ての通り車内照明は一部しか点灯しておらず、実際は相当薄暗いです。座席もモケットは方々で破れてガムテープで補修したのが更に敗れている始末、当然クッションやスプリングなどはなく、来る前に予想していた通りの「フィリピンの列車」がそこにありました。ネット等には「現地の人でも乗るのを嫌がる」と紹介している場合がありますが、女の子同士でも乗っており、そこまでひどい雰囲気ではありません。幸いにも、乗っている間に投石はありませんでした。
 とはいえ、用心に越したことはないので駅で降りる直前にリュックにしまっていたカメラを取り出し、サッと撮影したもので、ブレた画像になってしまいました。
(2012.4.14)

 降りたのはTutubanから1駅目のBlumentritです。1駅でもう満腹になったといいつつ、停車中の列車を撮影します。周囲は下町のようなところで、街灯も少ないのですが、これを撮るために来た以上、撮らないわけにはいきません。
 BlumentritはLRT(高架鉄道)1号線と接続しており(後方に見える高架がLRTの駅です)、これに乗り換えればホテルまで一直線です。この時期のマニラは気温30℃、暑さにバテたSさんと私は、サンミゲルビール数本ですぐに気を失ってしまいました。
Blumentrit(2012.4.14)

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