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385:台湾②高雄「打狗鐵道故事館」

2011/07/20 (Wed) 21:06
 旧山線の後、高雄に行った私は、翌17日に旧高雄港駅跡を利用した「打狗鐵道故事館」を訪ねました。有名な話ですが、「打狗(タカオ)」が高雄本来の地名で、日本統治時代に「字面が悪い」と、読みが同じ「高雄」に改称し、戦後は漢字がそのまま「カオシュン」と中国語読みされるようになりました。政治に地名が振り回された例として、ものの本にはよく採り上げられる話です。

 高雄港駅(開業時の高雄駅で、現高雄駅開業後に貨物駅となった)は周辺の再開発のため、2008年11月9日に廃止されましたが、駅舎とホームを活用する形で2010年10月24日(この日は高雄港駅の開業記念日にあたります)にオープンしたもので、「中華民国鉄道文化協会」が運営しています。

 開業直後に一度、訪問したことがあったのですが、それから更に展示品が充実したというので再訪したわけです。
高雄港(2011.7.17)

 貨物駅らしい広い構内はまだ開発の手がつけられておらず、線路敷には芝生も敷かれて、公園のようになっていました。  
高雄港(2011.7.17)

 今回新しく入った展示品はSL2両で、高雄市内の蓮池潭(高鐵左営駅の近くにある湖)公園内に保存されていたものを、今年1月末にこちらへ移動させたとのことです。

 まず1両目はDT609、日本でいうと9600形です。1929年汽車会社製で、日本統治時代は800形(1937年にD98形に改称)828号機だったのを1947年に現形式に改め、主に貨物列車に使用されていましたが1979年に引退し、高雄市の手でほぞんされてきたものです。
高雄港(2011.7.17)

 もう1両はCT259、日本ではC55に相当します。1938年三菱重工製で、C559として急行列車を牽引していました。DT609と同じく1947年に形式変更した後も優等列車に使用されていましたが、1961年のDL導入以後はその他の列車も牽引するようになりました。やはり1979年に引退しています。
 保存の際にナンバープレートが保管のため取り外され、ダミーで作られた「CT251」のプレートを付けていたため、長らくCT251だと思われていたそうですが、動輪に「C559」と刻まれているのが発見され、今ではCT259で間違いないということになっています。
 これら2両は静態保存ですが、CT259についてはC55の動態保存車が日本国内にいないことから、これを動態すれば集客力があるのではないかとの声もあります。
高雄港(2011.7.17)

 これから鉄道文化協会の手で整備や修復が進められますが、現状も決して美しい状態ではなく(欠損した部品が多い)、高雄市からの補助金だけでは費用不足になるそうなので、先行きは大変そうです。

 前回訪問時の様子をブログに書き忘れていたので、駅舎内(館内)の様子もお目にかけます。  
 駅長室です。記念撮影用に奥のロッカーに入っている駅長の帽子や制服を貸してくれるのですが、私に合うサイズの物がなく、記念写真は断念しました。
(2011.7.17)

 事務室内も入れます。机の上には時刻表や当時使用していた用具などが展示されています。 
(2011.7.17)

 日本人が一番興味を持つのは、この荷札入れではないでしょうか。蓋に書いてあるのは日本の業者略称です。日本当地時代から廃駅まで使用され続けたというから驚きます。
(2011.7.17)

 駅長室の奥は資料室になっていますが、この本棚の中には日本の鉄道雑誌が詰め込まれていました。
(2011.7.17)

 「打狗鐵道故事館」の最大の利点は交通の便が非常にいいことで、捷運(MRTともいいますが、要は地下鉄のことです)橘線の終点、西子湾駅の2番出口のすぐ前にあります。
 現役時代の高雄港駅を何度か訪れたことのある者にしてみれば、廃止2か月前に開業したこの駅が、もう少し早くできていれば、バスやタクシーで苦労することもなかったのに…と残念に思います。 
高雄港(2011.7.17)
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