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384:台湾①旧山線鉄道文化季(観光列車に乗る)

2011/07/19 (Tue) 23:05
 再び台湾です。
 今年も、旧山線で観光列車が運転されています。5月21日~8月28日の間の土休日に、1日2往復の運転で、このうち5月21日~7月3日と8月13~28日には蒸気機関車CK124が走ることになっています。
 昨年、CK124目当てに撮影に行ったのですが、今年はDL牽引の方を見てみようと思い、7月16日に行ってきました。
 16日に行くと言うと、台湾の友人たちに口を揃えて「でもその日はSLじゃないよ」と言われました。旧山線といえばSLという印象が強いようです。

 旧山線始発の三義駅です。
 この日、同行してくれるはずの友人が行けなくなり、一人で行くことになりました。運よく、15日に発売された「鉄道ダイヤ情報」8月号に台湾のSLについての記事が掲載され、「三義駅前からタクシーをチャーターすればいい」とあったので、記事のアドバイスどおりに撮影地点を示すための地図を買い込んできました。記事には助けられました。
三義(2011.7.16)


 タクシーに交渉する時間も考えて、9時30分の発車より相当早めに三義に着いたのですが、駅の窓口で聞いてみると、旧山線の当日券(100枚発売される)があるとのことだったので、予定を変更して乗車してみることにしました。台湾鉄路局の旅客営業線で旧山線は未乗だったので、これで完乗タイトル奪還です。
 台湾ではこの手の観光列車には記念切符のような乗車券が用意されることが多く、期待しましたが出てきたのは何てことのない機械発券の磁気券でした。
(2011.7.16)

 三義駅では縦貫線が使う1・2番ホームの横に3番ホームが設けられ、ここが旧山線用となっています。3番ホームへの地下道は普段、シャッターで閉じられていますが、運転時には開けられて、ここで乗車券をチェックされます。
三義(2011.7.16)

 列車を待っている間に、中華民国建国100周年のステッカーを貼った「自強号」E1047Fが通過していきました。これは前にも書いた列車リレーに使用されたもので、E1000系は6月に基隆~桃園間で運転されました。1か月経ってもそのままとは、大らかなものです。
三義(2011.7.16)

 3番ホームへ行く地下道には、昨年の運転時に使用されたヘッドマークが飾られていました。
三義(2011.7.16)

 9時30分の発車直前になって、南側から旧山線の列車が入線してきました。本線から3番ホームへは直接入れる配線になっているのですが、列車はなぜか2番ホームに入線し、再び南側に引き揚げた後、ポイントを切り替えて3番ホームへ入ってきました。3番ホームへのポイントが手動のためか、信号の関係か、今一つよく分かりません。こちらとしてはその分、撮影できる機会が増えるので、文句のあろうはずもありません。
三義(2011.7.16)

 編成は、(←泰安)R72+40TPK32229T+40TP32220+40TP32267T+40TP32215T+40TPK32210T+R52(三義→)というもので、客車は自動扉通勤型のいわゆる「インド客車」と呼ばれるタイプ(オイルショックの際に、緊急にインドで大量生産して輸入されたもの)です。デッキタイプでないのが残念ですが、結構高い鉄橋を渡ったりするので、安全上しかたないですね。
 個人的には牽引するDLにR101やR124のような藍色の旧塗装復元車を期待していたのですが、今回は現行のオレンジ色でした。これだけは物足りない思いがしました。
(2011.7.16)

 乗降扉横の号車表示ですが、こういうもののデザインに凝るのが、いかにも台湾らしいと思います。
(2011.7.16)

 数分遅れで三義を発車しました。しばらく縦貫線と並走しますが、新線区間に入りトンネルに吸い込まれていく縦貫線と分かれると、急にローカルムード漂った雰囲気になります。15年前までこちらが本線だったとは思えないほどです。
三義~勝興間(2011.7.16)

 車内はこのような様子で、座席分の乗車券しか発売せず、乗客の多くが自分の席に落ち着かずに少しでも眺望のいいところに移るとはいえ、混雑しているとはとてもいえません。SLのときは乗車券がすぐに売り切れるといいますが、乗車するならDLの日の方が断然お勧めです。
(2011.7.16)

 縦貫線として廃止されるまでは電化されていたので、今でも架線柱だけは残されています。
三義~勝興間(2011.7.16)

 途中駅の勝興駅に到着しました。ここで15分停車します。
勝興(2011.7.16)

 勝興は標高402.326mと、台湾鉄路で最高地点にある駅でした。駅構内には記念碑が建っています。
勝興(2011.7.16)

 この画像は人が途切れるのを待って撮影したもので、実際には車などで来た人も含めて駅構内はとんでもない人混みになっていました。
勝興(2011.7.16)

 勝興を出ると、すぐにトンネルに入ります。勝興の手前にもトンネルがあったのですが、入っても車内の照明が点かずに真っ暗になり、治安のいい台湾とはいえ不安になって横に置いた荷物を掴んでしまいました。単に点け忘れだったようで、その後のトンネルでは点灯されました。
勝興~泰安間(2011.7.16)

 勝興~泰安間には一部で複線になっている箇所があり、ここが167号信号場です。今では列車交換があるわけでもなく、列車は往復とも左側の線路のみを使用します。 
勝興~泰安間(2011.7.16)

 沿線で最大のハイライトともいうべき、龍騰鉄橋(魚藤坪鉄橋ともいう)を渡ります。昨年はこの下から列車を撮影したのですが、やはり上から見るほうが迫力があります。先に客車が自動ドアであることを書きましたが、確かにこの高さで扉が開けっぱなしなのは危険だと思います。現役当時は手動扉の車両が主力だったのですが。
魚藤坪(龍騰)鉄橋(2011.7.16)

 車内から見た龍騰断橋。1908年に山線が開通したときの橋ですが、1935年の地震で崩壊し、3年後に西側に別線の鉄橋(つまり今渡った鉄橋)が建設されました。煉瓦積みのアーチの美しさで有名になり、今では非常に有名な観光スポットになっています。 
龍騰断橋(2011.7.16)

 龍騰鉄橋からトンネルを2つ抜けると内社川(鯉魚潭)鉄橋を渡ります。渡るとすぐトンネルです。
内社川鉄橋(2011.7.16)

 トンネルを出ると、沿線で最大規模の鉄橋である大安渓鉄橋を渡ります。1938年に架橋され、絵葉書などで見る当時の姿と風景がほとんど変わっていません。一度、ここで撮影してみたいのですが、他の2つの鉄橋と違い、地図を見ても道がなく、近寄るのが難しそうです。
IMG_5518.jpg

 泰安駅(旧駅)に着きました。ここが終点になります。
泰安(2011.7.16)

 新線開通の際、泰安駅も西側に移転してこの旧駅は廃止されましたが、駅施設はそのまま残され、普段も開放されています。
泰安(2011.7.16)

 ようやく撮れたヘッドマーク。なぜかR52にしか付いていませんでした。
(2011.7.16)

 駅構内には、台中線震災復興記念碑が建っています。1935年の地震で旧山線区間も大きなダメージを受け、泰安駅も駅舎が倒壊しましたが、3年後に復興作業が完了した記念に建てられたものです。台座の部分には日本語の碑文があり、中国語の解説文が添えてあるのですが、さすがにこれだけは解説なしでも読めました。
泰安(2011.7.16)

 これが走るところを見てみたいものです。
泰安(2011.7.16)

 旧泰安駅の駅舎です。いかにも田舎のこじんまりとした規模で、地震で倒壊した初代駅舎に代わって1938年に建てられました。駅舎も含めて、駅構内は台中市の三級古蹟に指定されています。
 周辺は土産物屋が並び、勝興ほどではありませんが賑わっていました。
泰安(2011.7.16)

 旧泰安駅から先は観光列車も走ることがないので完全に草に埋もれ、私たちが思うような廃線跡の雰囲気になっています。右奥に見える高架線が新線で、こちらから新線や高架上にある現泰安駅はよく見えるのですが、新線を通るときに見ても、旧駅の場所はよく判りませんでした。
 個人的には、この先新線と合流する后里駅までも復活させ、縦貫線と乗り換えられるようにしてくれると助かるのですが、観光列車ではスタート地点に戻る方が車で来た人にも乗りやすいなど、行程上便利だということでしょうか。
泰安(2011.7.16)

 土産物屋をひやかしたり写真を撮ったりしているうちに、30分の停車時間が過ぎ、折り返し出発です。
泰安(2011.7.16)

 もと来たルートを折り返すだけですが、龍騰鉄橋では三義行きから見た方が、断橋も一緒に撮影できて構図的にはよくなります。 
魚藤坪(龍騰)鉄橋(2011.7.16)

 龍騰鉄橋のたもとには、昨年の運転時には龍騰(魚藤坪)臨時駅があったのですが、今年は設置されず、鉄橋周辺で徐行するだけになっています。この周辺にも土産物屋や喫茶店などがあり、車で来る客が多いとはいえ、これらの業者から反発がなかったのか気になるところです。(画像はホームのあった場所です。)
魚藤坪(2011.7.16)

 再び勝興駅に停車します。今度は1時間5分と、長めの停車時間がとられています。
勝興(2011.7.16)

 SLでなくても列車が来れば駅では盛り上がるわけで、相変わらずの盛況でした。
勝興(2011.7.16)

 勝興では1912年に建てられた駅舎が今も残っています。ここも地元の苗栗県から古蹟の指定を受けていて、以前友人に車で連れてきてもらったことがあるのですが、そのときから賑やかな観光地となっていました。
 駅前では郵便局が切手やグッズなどの出張販売に来ていました。こういうところも日本そっくりです。
勝興(2011.7.16)

 駅前はアップダウンが多く、周囲にあるのは飲食店か土産物屋ばかりです。人が多いところに自動車で乗り付けてくる人も多く、落ち着いて散策できる雰囲気ではありません。「タクシーで沿線の撮影に行くなら、勝興駅の近くは混みあうから近寄らない方がいい」と友人に念を押されたのがよく分かります。
勝興(2011.7.16)

 勝興駅のすぐ南側(泰安方)にある二号隧道(トンネル)です。今しがた列車で通ったばかりですが、他の人がどんどん入っていくのと、あまりの暑さに涼みたくなったので私も中に入ってみました。 
IMG_5652_20110724175559.jpg

 トンネル内には照明が一切ないので不気味ですが、煉瓦積みが渋くてレトロ感あふれます。地下水が漏れてくるので落ち着けませんが、しばらくここで涼んでいました。
IMG_5653.jpg

 勝興駅構内では模型電車も運転されていました。実物と同じくプッシュプルで、しっかりヘッドマークも掲出されていました。
勝興(2011.7.16)

 勝興を出発し、後は坂道を下っていくだけです。 
勝興~三義間(2011.7.16)

 12時30分、三義駅に戻ってきました。これで午前の部はおしまいです。 
三義(2011.7.16)

 三義に着いた列車は、午後の部(14:00発)までしばらく休憩となります。到着してすぐに雨が降り出し、それもすごい土砂降りになってしまいました。タクシーだと三義駅に戻ってくるまでにもう少し時間がかかるはずで、今日は「乗り鉄」にしておいてよかったと思いました。
三義(2011.7.16)

 この後、右側の電車で南部へと向かいます。
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