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37:台湾のC12

2006/06/12 (Mon) 23:12
 もはや国内と同じ感覚で出かけるようになってしまった台湾で、6月10日にSLが運転されると聞いて、早速出かけてきました。

 運転区間は台北の松山~平渓線菁桐間で、平渓線沿線はかつて炭鉱で栄えたことから、今回のイベントは「SL煤郷浪漫」と銘打たれました。これは台湾鐵路創建119周年記念イベントの一つですが、中華民國鐵道文化協會の貸切によるもので、前日の9日に常駐先の彰化機務段から回送されてきていたCK124にDR2050形4両に炭水車、そして補機にDLのS403を併結した編成でした。
松山駅に進入する特別列車

 CK120形は日本のC12形そのもので、日本統治時代の1936年に5両、1942年に2両が日本車輛で製造され、台湾総督府鉄道部C12形として活躍しました。戦後は一部改造のうえCK120形と改称され、主に支線で使用されていましたが、電化の進捗により1980年頃に引退しています。その後、台北近郊で静態保存されていたCK124が2001年の鐵路節(6月9日)に合わせてレストアされ、復活しました。C12形はSLの中では小型機ですが、台湾ではデフレクターが付けられているので勇ましく見え、実際より大型に見えます。
松山駅で発車を待つCK124

 松山から2つ目の汐止駅では後続の「莒光号」を待避するため10分ほど停車の間に、タブレット交換式が行われました。台湾でもタブレットを使用しているのは支線や南部のローカル区間のみとなっており、これはあくまでもアトラクションです。
汐止駅でのタブレット交換式

 風光明媚で知られる平渓線に入ると、雨だというのにめぼしいポイントには多くの鐵路迷(鉄道ファン)がカメラを手に待ち構えていました。台湾にも鉄道ファンが少なからずいますが、これほど大勢の鉄道ファンが集まったのは初めて見ました。
三貂嶺~大華間にて

 平渓線の中でも有名な十分駅手前の街なかを走る区間まで来ると、一般の観光客まで巻き込んで大騒ぎです。
十分駅手前を快送するCK124

 菁桐到着後は機回しのため、すぐに十分へ折り返していきます。この画像は補機のS403に引っ張られているだけですが、ファンサービスでしょうか、汽笛を鳴らしながら戻っていきました。 
菁桐駅にて

 CK124の専用客車とされたDR2050形も、今や貴重な車両です。ナローゲージ時代の台東線(花蓮~台東間)で活躍した気動車で、1970年代には世界最速のナローと呼ばれました。1982年の改軌後は1067mmの台車に履き替えましたが、現在は全車が引退し、この4両がモーターを降ろしてCK124のお相手をしています。「ドラえもん」のあだ名がありますが、客車化されても気動車の形式"DR"を名乗っているのは謎です。正面の片方には窓がなく、片目になっていますが、ここはトイレになっています。何分にも元ナローゲージの車両なので、車内はかなり狭苦しかったです。
十分駅にて(CK124の機回し中に撮影)

 十分で機回しと3時間半の休憩の後、松山へ戻るCK124です。今度は逆向きですが、ヘッドマークは付け替えられず、雰囲気が異なりました。この日は大雨と、朝に起きた「自強号」脱線事故のため全線で列車ダイヤが乱れており、平渓線内で10分遅れになっていたSL列車は、東部幹線に入ると想像以上のスピードを出していましたが、これは恐らく補機のS403が押していたためで、CK124の煙も白いまま(石炭をくべれば黒くなるはず)でした。結局、松山にはほぼ定時で到着しました。
十分駅にて

 台湾でもSLはイベントでしか走らない珍しい存在で、鉄道ファン以外にも家族連れや観光客で沿線は大賑わいでした。台湾では近年、鉄道旅行がブームで、鉄道の活性化のためにもこうした動きは喜ぶべきものなのですが、私たちがカメラを構えている前に平気で割り込んできてスナップ写真を撮る家族連れが多いのには困りました。

 松山到着後のCK124は七堵機務段に回送され、火を落とした後、翌11日にE200形に牽引されてねぐらの彰化に帰っていきました。私もダイヤを教えてもらって汐止駅で待っていましたが、予定時刻よりも50分遅れで通過していきました。
汐止駅にて

 撮影協力:ktkrさん、Chengさん、nihonjungさん、HAYASHIさん
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