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360:インドネシア⑤夜行列車の旅

2011/05/06 (Fri) 14:20
 インドネシア訪問はこれで6回目となりますが、ジャカルタしか行ったことがない私、今回はいつもより長く滞在するので、1日くらいジャカルタから離れてみようと夜行列車に乗ってみることにしました。

 以前、ジャカルタのターミナル駅、ガンビル(Gambir)駅で発車待ちの長距離列車(エクセクティフ〔Eksektif〕といいます)の車内をのぞいてみたところ、驚いたことに(失礼)日本の夜行列車より遥かに豪華な設備で、一度乗ってみたいと思っていたのでちょうどいい機会です。
 ジャカルタからはジャワ島各都市にエクセクティフが運行されていますが、行先は思いつきでジョグジャカルタ(Yogyakarta)にしました。「なんにも用事がないけれど、汽車に乗ってジョグジャへ行ってこようと思う。」阿房列車の心境です。

ガンビル(2011.4.29)
 ジャカルタに着いた翌日の夜、ガンビル駅の切符売り場で5月1日のジョグジャカルタ・トゥグ(Tugu)行きの「タクサカ(Taksaka、インド神話に登場する蛇の王の名前が由来らしいです)」の乗車券を買いました。乗車券の購入自体は申込用紙に記入し、窓口に差し出すだけなので簡単です。インドネシア鉄道では、"Argo"の付く列車が最高級だそうで、友人からはソロ(Solo)行きの「アルゴ・ラウ(Argo Lawu)」を勧められたのですが、ジョグジャに着くのが早朝で、乗り過ごすと洒落にならないことになるので、朝に弱い私は用心のためジョグジャ行きにしたわけです。

 5月1日の夜、いつもお世話になっている知人Yさん宅でシャワーを使わせてもらってから、タクシーでガンビル駅に向かいました。昼間に来ると高架で2面4線のガンビルはターミナルという感じがしないのですが、自分がこれから列車に乗る段になると、雰囲気が違うように思えてくるので現金なものです。

 ガンビル(2011.5.1)

モナス(独立記念塔)が望めるガンビル駅で発車を待つ20:45発の「タクサカ」です。写真には写っていませんが、20時過ぎのガンビル駅は大きな荷物を持った一目で長距離客と分かる乗客でごった返しています。ガンビルは優等列車しか停まらない駅なので、昼間でもそういう乗客がほとんどなのですが。
ガンビル(2011.5.1)

 乗車口では乗務員が出迎えてくれます。サービスもあるでしょうが、お国柄を考えると、無賃乗車と誤乗を防ぐ目的もあると思います。 
ガンビル(2011.5.1)

 これが「タクサカ」の車内です。はっきり言って、日本の特急列車や新幹線よりはるかに快適です。座席のリクライニングもかなり後ろまで倒せるので、眠るのもそんなに苦にはなりませんでした。何といっても冷房がよく効いているのがありがたいです。
(2011.5.1)

 ガンビルを定時に発車してまもなく、検札が来ました。この前後に鉄道グッズと飲み物の車販が別々に来ました。鉄道グッズは子供向けの物が多くて私には食指が働かず、飲み物は既にペットボトル2本を持ち込んでいるので買いませんでしたが、近くの席がアイスコーヒーを注文するのを見ていると、ガラスのコップに入った喫茶店と変わらないようなものが出てきました。コップは後から回収するのでしょう。
(2011.5.1)

 各座席にはインドネシア鉄道株式会社(PT.KAI)のロゴ入りクッションが配置されています(下に見える水色が配られた毛布)。鉄道ファンとしては、乗車記念グッズにこれを一番ほしいところですが、持ち帰っていいものではないので、写真を撮るだけで我慢です。 
(2011.5.1)

 ガンビルから、近郊電車が運転されているベカシを通過するまでは意識して車窓を見ていたのですが、窓にはスモークが貼られていて外がよく見えない(その前に夜なので駅とわずかな民家の電灯以外は真っ暗です)うえ、眠気もあって、その後は意識を失ってしまいました。

 時刻表ではジョグジャカルタのトゥグ駅には04:30着となっています。車内放送は一切ありません。4時ちょうどに目が覚めましたが、明るくなりだした外を見ても、どこを走っているのかさっぱり分かりません。さらに、4時半が近づいても、列車は速度を緩める気配が全くありません。終点がジョグジャだという1点だけが私の唯一の希望であり指標です。言葉の通じない国で、一人でいるのを何よりも心細く思うのはこういうときですね。
 結局、二度寝してしまった私は列車が停まる衝撃で目が覚めました。そこがトゥグ駅で、腕時計を見ると05:20になっていました。
トゥグ(2011.5.2)

 トゥグはさすが大きな駅で、高い屋根に覆われたホームが6線ありますが早朝のため、ホームに停まっているのは私の乗ってきた「タクサカ」と、この近郊輸送用のディーゼルカーだけでした。このDCは日本車輌製で、ジャカルタではボゴール~スカブミ(Sukabumi)間で運転されている「ブミ・グリス(Bumi Geulis)」やブキット・ドゥリ電車区にいる救援車などと同タイプです。
トゥグ(2011.5.2)

 トゥグ駅は上下線の間に駅舎が挟まれているという変わった構造で、東側(この画像の背後)から入駅する列車は駅前広場を踏切で横切ってきます。駅前はバイクとタクシーの客引きが大勢いて、駅舎の写真を撮るためにここまで歩いてくるだけでも四苦八苦でした。
トゥグ(2011.5.2)

 さて、せっかくジョグジャまで来たからにはそのまま帰るのは非常にもったいないので、ちゃんと人並みに観光もしてきました。このブログの主旨からは外れますが、簡単に触れます。

 世界遺産のボロブドゥール(Borobudur)遺跡。早朝(9時くらいまで)の訪問がお勧めですが、上まで登るのは相当ハードでした。
ボロブドゥール(2011.5.2)

 スルタンの王宮(Klaton)。先代のスルタンがインドネシア独立運動に協力した縁で、今もジョグジャの知事はスルタンが努めることになっているそうです。日本語のガイドさんもいて、次々にダジャレと親父ギャグを繰り出されてノックアウトされました。
クラトン(2011.5.2)

 郊外のプランバナン寺院群(Candi Prambanan)。ボロブドゥールが仏教寺院なのに対し、こちらはヒンドゥー教で、世界遺産にもなっていますが、5年前の地震で多くが崩壊し、今なお修復中です。それでも見ごたえは十分にありました。
プランバナン遺跡観光公園(2011.5.2)

 観光を終えてアディスチプト(Adisucipto)空港へ来ました。飛行機でジャカルタへ戻るためですが、空港のまん前には鉄道のマグウォ(Maguwo)駅があり、ちょうど列車が発車するところでした。
 この電気式DCは、ジャボタベックで運転されていたholecというベルギー製電車を改造したもので、私も電車区などで「holecは使い勝手が悪い」という話を聞いていたのですが、改造後は悪い話を聞かないので、この「転職」は成功したようです。実はジョグジャでの目的はこれに乗ることだったのですが、この後、マグウォ~トゥグ間で乗車することになったのは、朝に見た日車製DCでした。
マヌウォ(2011.5.2)

 再び空港に戻り、チェックインすると売店でディーゼル機関車のHOサイズの模型が売られていました。トゥグ駅構内に鉄道グッズショップがあると聞いていたので、行ったときに探したのですが、駅舎内には見当たりませんでした。
(2011.5.2)

 ジョグジャからはローコストキャリアのライオンエアJT563に乗りました。アディスチプト空港20:10発でジャカルタのスカルノハッタ空港21:10着、運賃はともかく時間では列車はライバルにもなりません。
 インドネシアの国内線はよく遅れるとかよく落ちる(!)と聞いていたのですが、運が良かったのか、この便は定時で無事にジャカルタに着きました。 
アディスチプト空港(2011.5.2)

 ジョグジャは素朴な雰囲気のする町で、会った人も皆親切だったので、私はジョグジャが大好きになりました。 次は泊まりがけでゆっくり訪問できればと思います。
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テーマ : インドネシア - ジャンル : 海外情報


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